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Walt Custer氏

世界全体の景況感は、10月にかけて改善が進みましたが、パンデミックの懸念が増大するにつれ、改善のスピードは若干ですが減速を見せています(Chart 1)。 電子機器出荷額は回復へ第3四半期の世界電子機器出荷額成長率は、前期比で大幅な改善をしましたが、依然として前年同期比では1.4%減となったことが推定されます(Chart 2)。 地域別の電子機器出荷額データによると、2020年10月の売上高は、前期比で6.1%増、前年同期比で3.5%増となりました(Chart 3)。例年の秋の繁忙期が静まった今、好調な回復を妨げる大きな要因となっているのは、特に欧米でのCOVID-19感染率の上昇です。世界は、ワクチンの供給を待ち望んでいます。 半導体の成長は鈍化の可能性半導体チップの出荷額は増加が続いていますが、世界全体での成長率は一桁台半ばで横ばいです(Chart 4)。ウェーハファウンドリの売上の成長率もピークを迎えた模様で(Chart 5)、今後数ヶ月は伸びが鈍化することを示しています。 半導体製造装置は好調半導体製造装置の出荷額は電子機器や半導体よりも好調です。2020年第3四半期の売上高は、前期比で16%増、前年同期比で31%です(Chart 6)。半導体製造装置は、3カ月移動平均値の成長率で、明らかに半導体を上回っています(Chart 7)。 半導体セクターは電子機器サプライチェーンを上回る成長率世界全体でエレクトロニクスサプライチェーンの成長率は改善していますが、この秋の半導体セクターの成長率は明らかにこれを上回っています(Chart 8)。 今後はパンデミックの拡大が最大の懸念事項景況感は確実に明るさを増しています。COVID-19をコントロールできるようになれば、さらに力強い成長が期待できそうです。
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経済回復世界通貨基金(IMF)が2020年と2021年のGDP成長予測を引き上げました(Chart 1、2)。世界全体のGDPは、今年4.4%減少し、翌年に5.2%増加するというものです。このような経済の好転は容易ではなく、優れた科学研究、政治的リーダーシップ、そして一般の人々の受容がなければ実現はできません。 10月のIMF予測の詳細についてはこちらをご覧ください。 世界の製造業の成長サービス業(旅行業を含む)は依然として苦戦していますが、製造業は再び成長をはじめています。2020年9月の世界製造業PMI(購買担当者指数)は52.3に上昇しました。これは、前年同月(2019年9月)比では2%減ですが、前月比では9%増です(Chart 3)。ほぼすべての主要国で9月のPMIは上昇しています(Chart 4)。 電子機器の季節的好転世界の電子機器の月間出荷額を見ると、明らかな秋の好転を示しています(Chart 5)。2020年の前半は低調でしたが、この第3四半期は、季節調整をした実質データでも好転を示しています(Chart 6)。 現在の世界の製造業の成長サイクルは、主に季節的なものであり、通常の個人消費を中心とした成長は年末には収束し、再開は来年の夏の初めになる公算が大きいでしょう。 半導体サイクル世界の半導体チップや製造装置のビジネスサイクルは、電子機器を上回る好調を示しています。半導体の世界出荷額は上昇し、その先行指標である台湾のファウンドリーの売上高は過去最高を記録しています(Chart 7)。 半導体製造装置の世界出荷額成長率は、3ヵ月移動平均で半導体売上高成長率をリードしており(Chart 8)、世界の購買担当者指数は、少なくとも当面の半導体業界のさらなる成長を示しています(Chart 9)。 今後の展開今後数ヶ月間は、経済、パンデミック、政治的混乱が反映されるでしょうが、上記のIMFの予測が実現することが期待されます。 毎月の数字に注目しましょう。 Custer Consulting GroupのWalt Custer氏は、世界エレクトロニクス産業を専門とするアナリストです。連絡先:[email protected]
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半導体チップ市場および半導体製造装置市場は、2020年の前半に好調な業績を上げましたが、エレクトロニクス最終製品市場の多くは世界的に不調でした。2020年第2四半期の世界の電子機器販売額は、前年同期比で10%近く減少しました(Chart 1)。 年央の市場需要は上向きしかし、景気情勢は世界的に改善に向かっています。広範な製造業の活動を示す指標である世界購買担当者指数は、8月に51.8まで上昇し、2017年11月以来の高水準を記録しました(Chart 2)。 COVID-19パンデミックとそれに伴う工場停止で大きな打撃を受けた自動車産業も、回復しつつあります。米国では、8月に自動車生産が大幅に回復し、自動車とトラックの生産台数は過去最高を記録しました(図表3)。確かに製造業はパンデミックの急落からの立ち直ろうと躍起になっていましたが、工場の生産も再開されました。 秋はいそがしくなるコンピュータ産業も、回復をしています(Chart 4)。在宅勤務、在宅学習によるデスクトップ、ノートパソコン、メディアタブレットの需要増のおかげの他、サーバーの出荷額も第2四半期に好調となりました。 世界の電子機器業界は、ホリデーシーズン前の消費者向け商品の在庫積み増しにより、予想されていた秋の繁忙期を迎えています。2020年8月の世界の電子機器出荷額は、前年同月比で5.5%増加しており(図表5)、11月か12月にピークを迎える可能性が高いでしょう。 困難から脱却したわけではありませんが、状況は明るくなってきています。 半導体産業の成長は継続半導体製造装置市場は昨年縮小しましたが、2020年第2四半期の出荷額は、前年同期比で26%上昇しています(Chart 6)。 半導体チップ産業の活動は好調を維持しています。台湾のウェーハファブは8月に過去最高の売上高を記録し(Chart 7)、半導体サプライチェーン全体も拡大を続けています(Chart 8)。 今後の動き世界的な政治・貿易問題は、高い失業率、進行中のパンデミックや気候変動の懸念が相まって、今後数ヶ月の見通しを曇らせています。見通しはよさそうなのですが、はっきりとしないのです。 毎月の数字に注目してください! Custer Consulting GroupのWalt Custer氏は、エレクトロニクスの世界産業を専門とするアナリストです。連絡先:[email protected]
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事態は好転しています。 PMIは概ね回復 購買担当者指数(PMI)は、主要国のほとんどで7月の製造高が増加することを示していますが、韓国と日本のPMIは依然として50以下の縮小領域にあります(Chart 1)。グローバルPMIは急回復し(Chart 2)、7月は50.3に達しました。 サービス業はまだパンデミックに苦戦 製造業は回復していますが、サービス業は依然として苦戦しており、パンデミックによる旅行者数の減少、レストランの閉鎖、個人消費の抑制などの影響を受けています。 厳しかった第2四半期 第2四半期は、米国および世界の多くのサプライヤーにとって非常に厳しい状況でした。第2四半期の企業の財務報告がそれを物語っています。2020年第2四半期と2019年第2四半期の財務報告の(ほぼ完全な)予備集計を使用して、米国(Chart 3)と世界(Chart 4)の電子機器サプライチェーンのセクター別収益成長率を分析すると、いくつかの明確な結論が得られました。 世界的に、ほとんどの電子機器部門が非常に大きな打撃を受けました。 自動車メーカーと航空宇宙メーカーは最も苦しみました。 半導体チップと製造装置の業績は、他のほとんどの製造業を上回りました。 第3四半期の課題 2020年の第3四半期に入ると、さまざまな動きが出ています。 アジアでの家電製品市場拡大に牽引され、秋の繁忙期に突入しました。 特に米国で政治論争が激化しています。 COVID-19パンデミックは依然として進行しており、経済的な影響の重大化が懸念されます。 季節性が大きな要因 しかし、中国がけん引する世界の電子機器生産量は、季節変動により7月に大きく上昇し、晩秋までは成長の継続が見込まれます(Chart 5)。 明るい見通しだが、注意も必要 これまでのところ、半導体産業の業績は他のほとんどの製造業を上回っています。半導体製造装置の2020年第2四半期出荷額は、世界全体で前年同期比23%増となり(Chart 6)、半導体チップの3カ月移動平均成長率は依然としてプラス領域にあります(Chart 7)。 しかし、減速の兆しもあります。世界の半導体出荷額は5月から6月にかけて横ばいとなり、台湾のウェハファウンドリーは7月の素売上が減少したと報告しています(Chart 8)。 半導体業界は好調を維持していますが、2020年を通じて世界経済には多くの困難が待ち受けています。毎月の数字にご注目ください。 Custer Consulting GroupのWalt Custerは、世界の電子機器産業を専門とするアナリストです。 連絡先:[email protected]
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世界の製造活動 6月の世界購買担当者指数によると、6月の世界の製造活動は、、5月に比べて減少幅が縮小しました。Chat 1に示すように、世界製造業購買担当者指数(PMI)は、5月の42.4から6月は47.8に上昇しています。 製造額の拡大と縮小の境目はPMI=50ですから、6月のPMI 47.8は世界の製造業活動が依然として縮小傾向でありますが、減少率はより緩やかになったことを示しています。 地域差は見られますが、Chart 2が示すように主要国すべてで6月のPMIが改善しました。 世界の電子機器販売額 第1四半期の電子機器販売額は世界的に減少し、前年同期比で7.1%減となりました(Chart3)。これは、世界の電子機器公開企業213社の第1四半期財務報告書に基づいた推定値となります。 合算した地域データに基づいた(より直近の)情報を見ると、2020年6月の電子機器売上高は前年同期比で4.4%減、前月比で1.0%減となっています(Chart 4)。 米国エレクトロニクスサプライチェーンの成長率 米国はCOVID-19パンデミックとそれに伴う景気後退に苦しんでいます。2020年5月の商務省データによると、国内の電子機器部門のほとんどで5月の受注額成長率(3ヶ月移動平均)が低下しています(Chart 5)。 電子機器の製品構成が変化 世界の電子機器販売の製品構成は、最近、パソコン、スマートフォン、メディアタブレット、デジタルカメラといった消費者主導型の購入に変わってきています。Chart 6に示したように、今年の第1~2四半期のスマートフォン販売台数は、通常の季節性とパンデミックの経済影響を受けて減少しています。 しかし、PCやメディアタブレットは、在宅勤務やオンライン学習をサポートするために、2020年第2四半期に販売台数が増加しています。 また、デジタルカメラの需要は、高性能化が進むスマートフォンによって低価格帯のスナップカメラが取って代わられていることから、引き続き厳しい状況が続いています。 2020年第2四半期のPCとタブレットの売上増加は一時的なものと思われますが、デジタルカメラの減少は持続的であり、大手カメラメーカーの経営を脅かしています。 半導体産業の展望 ファウンドリの売上高は、歴史的に半導体の世界出荷額の先行指標となってきました。Chart 7を見ると、半導体、半導体製造装置、ファウンドリの売上高は、いずれも3ヵ月移動平均の成長率が1を上回り伸びていますが、成長率は鈍化しています。ただし、明るい兆しもあります。 Chart 8に示したように、6月に台湾上場のファウンドリの売上が急増しており、半導体チップ・半導体製造装置メーカーにとっては、やや好転する兆しが見えてきました。 最後に 2020年はまだ非常に困難な年になりそうです。パンデミック、世界経済、国際関係をどのようにマネージできるかが大きな課題となっていますが、短期的には光明が見えてきており、2021年と2022年にははるかに明るい未来が待っているでしょう。
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3月と4月の世界データには、COVID-19による製造業の世界的減速の影響が明確に表れています。世界購買担当者指数(PMI)は3月から4月にかけて47.3から39.8へと急落しました(Chart 1)。50以下の値は製造業の縮小を示します。4月の世界PMIは2008年の金融危機以来の低水準であり、月末になっても下降トレンドが続いています。 製造業の急激な減速は、すべての国と地域で発生しています(Chart 2)。2月に大打撃を受けた中国は3月には回復し、その後の落ち込みは小幅ですが、世界の大方は4月にCOVID-19による工場閉鎖に追い込まれ、製造が急減しました。失業率は急上昇、GDPは急降下です。 エレクトロニクスサプライチェーンの対応世界のエレクトロニクスサプライチェーン全体が、現在の大規模で急激な景気後退の影響を受けています。世界の電子機器メーカー213社の財務データ(速報値)によると、米ドル建ての売上高は19年第1四半期と比較して20年第1四半期は6%近く減少しています(Chart 3)。EMSおよびODM上場企業52社では、同期間に売上高が10%以上減少しています。 第1四半期の米国のGDPは4.8%減少し、国内失業率は14.7%に上昇した。厳しい時代です! 今後の展開世界のエレクトロニクスサプライチェーンの成長が受ける影響は深刻です。第1四半期の半導体および半導体製造装置の成長率は依然としてプラスでしたが、その成長率はピークに達しています(Chart 4)。Custer Consulting Groupの半導体先行指標は、今後さらに減速する(あるいは現実的な半導体産業の下降サイクルに入る)ことを示しています(Chart 5)。 半導体のもうひとつの先行指標である前工程ファウンドリの売上は、第1四半期に待望の反発を見せた後、4月には減少しています(Chart 6)。 半導体と半導体製造装置の成長率を比較すると、製造装置の収益が当面縮小する可能性があります(Chart 7)。 まとめ第1四半期はエレクトロニクスサプライチェーン全体が苦戦しました(Chart 8)。半導体チップ・装置産業は健闘しましたが、今後は減速することになりそうです。 2020年は、COVID-19ウイルスの影響を予測することが難しく、政治的な反応も予測できないため、厳しい時代となることが見えてきました。 先行指標に注目し続けてください!
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