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2024-07-24
2024-07-24

SEMIのPFASアドボカシー(政策提言)活動が米国州レベルで成果を上げる

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半導体は、重要インフラや航空宇宙・防衛システムから、医療機器、携帯電話、自動車用電子機器に至るまで、現代社会を動かしているあらゆる電子機器・情報技術の基盤となっています。半導体は米国をはじめ世界中の地域経済や国家安全保障に不可欠であるため、半導体のサプライチェーンを確保し、国内のチップ製造を強化する政策が重要となっています。

しかし、半導体産業で使用される特定の化学物質を制限する新たな制限案が議論されており、これが成立すればサプライチェーンが混乱し、半導体チップを使用する無数の産業分野が危機に陥るおそれがあります。

ここ数カ月にわたり、SEMIとSEMI PFASワーキンググループのメンバーは、パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の使用を制限する政策に対するアドボカシー活動を強化してきました。PFASは、耐薬品性、耐熱性、柔軟性、低摩擦係数、高純度、不燃性などの優れた特性を備えており、半導体製造のあらゆる場面に不可欠な存在です。SEMIはPFASを解説するウェブページ「PFAS EXPLAINER」をダウンロード可能なPDF文書(英語)にとりまとめ、PFASの詳細な情報を提供しています。

ほとんどのチップ製造用途において、PFASを含まない同等の代替品は知られておらず、有効な代替品が近い将来に特定できるとは考えられません。とは言え、業界は研究開発を投げ出すことなく努力を続けています。

 

現在の政策状況

注目が集まっているのは、欧州化学品庁(ECHA)のPFAS制限案と米国環境保護庁(EPA)のPFAS報告規則ですが、最も差し迫った規制政策の多くは米国の州レベルで提案されています。PFASの拡散によって国民に広範な懸念が生じており、州選出議員は大々的な規制を実施する素早い対応が求められています。そこには管轄区域内で操業する半導体事業の存続リスクを含む予期せぬ結果を伴う恐れがあります。

イメージこうした政策がPFASの段階的な使用廃止を目的とする場合、通常は意図的に添加されたPFASの報告要件や、意図的に添加されたPFASを含む製品の全面的な禁止という形をとります。このような法規制の多くは、調理器具、食品包装、化粧品、繊維などの消費者製品に含まれるPFASが公衆衛生や環境に与える影響を制限することを目的としていますが、PFASは意図せずに製品に混入することもあり、これには半導体製造に不可欠な製品にも当てはまります。

 

SEMIのアドボカシー・アプローチ

この問題が、SEMI会員企業にとって、またさらに広く米国半導体製造業界全体、そしてCHIPS法が目的とする経済安全保障にとって極めて重要であることから、SEMIは州レベルでのPFASアドボカシー活動を強化しています。SEMI PFASワーキンググループとの緊密な連携により、SEMIのアドボカシー・スタッフは各州のPFAS政策動向を注視して、早急な対応が必要なものを特定し、各州に特化したアドボカシー戦略を実施しています。

直近では、過去2年間に可決された法律を受けてPFAS規制の策定が進められているメイン州とミネソタ州の政策に焦点を当てています。SEMIは、両州で会員によって構成されるワーキンググループサブチームを結成し、PFAS法規制をめぐるアドボカシー活動を展開して、州政府の主要な規制政策立案者に働きかけています。

 

有益な成果

こうした努力が、両州で成果を上げています。メイン州では、SEMIチームは地元の会員企業、利害関係団体、州規制当局者と直接協力して、議員に情報を伝え、法改正すべき点を知らせました。その結果、メイン州の半導体産業はPFASの報告要件と禁止から免除されることになりました。同州の規制環境が強化される中、企業は重要な業務を中断することなく継続することが可能となり、当然これによる住民や環境への被害を増大させることもありません。

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ミネソタ州では、SEMIチームは会員企業とともに、同州のPFAS規則制定プロセスに働きかけました。SEMIは、ミネソタ州管理局(MPCA)のPFAS報告規則および製品禁止に関する意見募集への回答作成を主導し、MPCAおよびウォルツ知事室の高官との情報共有会議を開催しました。こうした活動を受けてMPCAはSEMIを同局の業界関係者ワーキンググループに招待し、規則制定プロセスが継続する間はSEMIとその会員企業がMPCA当局者や他の業界関係者とともに議論に加わることを保証しました。

SEMIは活動に参加された会員企業に、各社だからこそ提供できる技術的専門知識と現場の視点によりご協力いただいたことを感謝します。SEMIのアドボカシー・スタッフと会員企業との緊密な連携と協力があってこそ、このように重要な前進が可能となりました。今後も会員企業と協力し、新たなPFASアドボカシーの機会を追求していきたいと考えています。

 

SEMI PFASワーキンググループへのお誘い

SEMI PFASワーキンググループは、世界の半導体製造サプライチェーンのリーディング企業の技術者で構成されています。ワーキンググループは定期的に会合を開き、情報を共有し、規制当局から適用除外や適用延期を勝ち取るための戦略を練っています。世界の繁栄に不可欠な半導体の製造が継続できるよう皆様のお力をお貸しください。参加のご連絡は、[email protected]までお願いします。

James AmanoはSEMIのEHS担当シニア・ディレクター、Ben Kallenはパブリックポリシー・アドボカシー担当シニア・マネージャーです。