2010年 「カレル・アーバネック記念賞」受賞者発表

2010年7月21日

2010年 SEMIインターナショナルスタンダード最高栄誉賞
「カレル・アーバネック記念賞」受賞者発表

アクティオン 小松省二氏、インテルMutaz Haddadin氏ほかが受賞


SEMI(本部:米国カリフォルニア州サンノゼ)は、米国時間7月13日(火)、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催された半導体製造装置・部品材料の国際展示会「SEMICON West 2010」(主催:SEMI)において、SEMIインターナショナルスタンダード賞の授与式を行いました。SEMIスタンダードにおける最高栄誉賞である「カレル・アーバネック記念賞(The Karel Urbanek Memorial Award)」は、次の方々が受賞されました。

2010年 カレル・アーバネック賞 受賞者

(敬称略)

■チーム(ペア)受賞

 
  小松 省二 (コマツ ショウジ)株式会社アクティオン
  Mutaz Haddadin (ムタズ・ハダディン)Intel Corporation

■個人受賞

 
  Jackie Ferrell (ジャッキー・フェレル)International SEMATECH Manufacturing Initiative (ISMI)

小松氏、Haddadin氏両名の受賞は、Global Physical & Interfaces Committee(半導体製造分野におけるハードウェア・インタフェース関連標準化のための技術委員会)傘下で、450mmウェーハを用いた半導体製造ファブのハードウェア・インタフェースやキャリア(ウェーハのファブ内搬送容器)に関する標準化作業分科会である「International 450 mm Physical Interfaces & Carriers タスクフォース」の共同リーダーとしての卓越したリーダーシップと国際協調が評価されたものです。また、両氏はそれぞれ、日米各地区における親委員会であるPhysical & Interfaces Committeeの委員長も長年にわたり務められています。

小松氏の受賞は、日本人として12人目で3年ぶり、しかも歴代最年少の受賞となりました。同氏は、日本大学工学部機械工学科を卒業後、東芝電子エンジニアリング株式会社を経て、ローツェ株式会社にて7年間、300mm半導体製造装置用の前工程モジュールのクリーン化関連技術などに従事されました。その後、2004年に株式会社アクティオン(神奈川県藤沢市)を設立されました。2002年よりSEMIスタンダード活動に参加され、2004年にはSEMIスタンダード日本地区の国際協力賞を受賞されています。

写真:株式会社アクティオン 小松 省二 氏

450mmウェーハ関連のSEMIにおける標準化活動は2007年頃より本格化し、現在に至るまで5規格が発行されています。その内、450mmウェーハのファブ内搬送容器のFOUP (Front Opening Unified Pod)、ロードポート、AMHS(Automated Material Handling System、自動搬送システム)用ストッカーに関する3規格が小松氏とHaddadin氏の両名をはじめとする前述のタスクフォースで開発されました。セミコン・ジャパンやSEMICON West開催時の会議のみならず、120回以上に及ぶ電話会議を重ね、世界中の多数の関係者のコンセンサスを得て規格発行に至ったのは、両氏のリーダーシップと国際協調の賜物といえます。

一方、Ferrell氏は、特にファクトリ・インテグレーション分野における13年以上にわたる長期間の国際協調が評価されたものです。同氏は、現在も北米地区スタンダード委員会委員長ならびにInternational Standard Committee(国際スタンダード委員会)メンバーとして尽力されています。

カレル・アーバネック記念賞は、Tencor Instruments(現在、KLAと合併しKLA-Tencor)の創業者であり、SEMIの役員として国際的な見地からSEMIスタンダードの拡大発展を推し進めた故カレル・アーバネック氏の業績を称えて、1992年に創設されました。SEMIのスタンダード活動に貢献し、半導体・フラットパネルディスプレイ分野のスタンダード開発において傑出したリーダーシップを発揮した個人に対して授与されます。受賞者は、SEMIの国際スタンダード委員会によって選出されます。
 
 
<参考>
■ SEMIスタンダードとは: SEMIスタンダードは、半導体やFPD製造、太陽光発電分野などにおける、コンセンサスベースの国際業界自主基準です。エレクトロニクス製品製造の源流から最終消費材に近い部分まで、広範囲な標準化対象をカバーしていることが特色で、グローバルベースで現在21の技術委員会が新規の標準開発や改訂活動などについて取り組んでいます。現行規格として、12分野、約800のスタンダードが出版されています。
>> http://www.semi.org/standards
 
 
 
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