2009年井上晧EHS賞 受賞者発表

2009年12月1日
 

2009年井上晧EHS賞 受賞者発表
ハイニックス半導体 Chairman兼CEO Jong-Kap Kim氏が受賞
 

SEMI(本部:米国カリフォルニア州サンノゼ)は、本日12月1日(火)、Hynix Semiconductor Inc.(ハイニックス半導体) Chairman兼CEOのJong-Kap Kim(金鍾甲、キムジョンガプ)氏が、2009年の井上晧(アキラ)EHS賞の受賞者に選ばれたことを発表しました。
本賞はSEMIが主催するもので、授賞式は、12月2日(水)午後6時00分より幕張メッセ 国際会議場2F コンベンションホールB(千葉県千葉市美浜区)において開催する「SEMIプレジデントレセプション」の席上で執り行われます。
写真:ハイニックス半導体 Chairman兼CEO Jong-Kap Kim氏
Kim氏は、2007年にHynix Semiconductorに入社し、半導体企業として世界で最も優れた企業を目指すというビジョンを会社再生の宣言として打ち立て、そのための経営四原則を策定しました。この経営四原則の一つである環境経営を提唱するKim氏は、環境・健康・安全(EHS; Environmental, Health and Safety)と技術力を体系化することで、Hynix Semiconductorを世界で最もEHSに対して配慮の行き届いた職場にするというビジョンを発表しました。この環境経営のもと、氏はこのビジョンの実現に力を尽くし、グリーンプロダクト(環境調和型製品)、グリーンプロセス(環境に配慮したプロセス)、グリーンファシリティー(環境配慮型設備)、グリーンコミュニティーの4つの戦略を積極的に推進されました。

Jong-Kap Kim氏の受賞に際し、SEMIのプレジデント兼CEO スタンリー・マイヤーズ (Stanley Myers)は次のように述べています。「全世界のSEMI会員企業を代表して、Jong-Kap Kim博士に井上 晧EHS賞を授与いたします。この表彰は、氏の環境に対するビジョンとその実践を称えるものです。Kim博士は、環境親和性の高い製品製造の確立、グリーン・プロダクト・マネジメント・システムの構築、世界半導体会議(World Semiconductor Conference)におけるPFC(パーフルオロコンパウンド)排出削減協定締結への積極的な取り組みなど、EHSの卓越性の観点から多大なる貢献をされました。」

Kim氏のリーダーシップは、Hynix SemiconductorにEHSに関する大きな業績をもたらしました。SEMI井上晧EHS賞選考委員会は、受賞理由として次の功績をあげています。
● 外部の環境管理監視システムを導入し韓国国内の全てのビジネス拠点における環境影響評価を実施 (2007年)
● 半導体産業界における最初のクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトを実施
● 2008年には、前年比で硫黄酸化物(SOx)排出量を34%削減、ガス排出量全体では67%の削減達成
● 業界初の排水制御における生態毒性分析法の採用
● 体系的エネルギー削減および投資計画の策定 (2007年)
● カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトへの参加 (2006年より)
● 炭素排出削減への積極的な取り組みとEHSマネージメントシステム改善に対する高い評価(2008年)

井上 晧 EHS賞 (Akira Inoue Award for Outstanding Achievement in Environmental, Health and safety in the Semiconductor Industry)は、SEMIのEHS Divisionが主催しています。この賞は、東京エレクトロン株式会社元社長であり、SEMIの元役員であった故 井上 晧 氏の業績を記念して創設された賞です。氏は、力強い環境安全の提唱者であり、EHS活動において多大な貢献をされました。この賞は、半導体産業および社会に対してEHS分野での顕著な功績が認められた産業界および学界の個人に対して授与されます。これまでの受賞者は次の方々です。
第一回(2000年)受賞者:
  STマイクロエレクトロニクス パスクァーレ・ピストリオ (Pasquale Pistorio) 氏
第二回(2001年)受賞者:
  インテル コーポレーション クレイグ・バレット (Craig Barrett) 氏
第三回(2002年)受賞者:
  アリゾナ大学 ファーハン・シャドマン (Farhang Shadman) 氏
第四回(2003年)受賞者:
  セイコーエプソン株式会社 草間 三郎 氏
第五回(2004年)受賞者:
  日立化成工業株式会社 内ケ崎 功 氏
第六回(2005年)受賞者:
  エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ ジェラルド・アーメントラウト (Gerald Ermentrout) 氏
第七回(2006年)受賞者:
  サムスン電子株式会社 黄昌圭 (ファン・チャンギュ) 氏
第八回(2007年)受賞者:
  テキサス・インスツルメンツ社 リチャード K. テンプルトン (Richard K. Templeton) 氏
第九回(2008年)受賞者:
  株式会社東芝 西田 厚聰 氏

 

Hynix Semiconductorについて:
Hynix Semiconductor Inc.は、韓国の京畿道利川市に本社を置くDRAM、NAND型フラッシュメモリ、CMOSイメージセンサーを主力製品とする半導体メーカーで、韓国証券取引所およびルクセンブルク証券取引所で上場しています。1983年に現代電子産業株式会社(Hyundai Electronics Industries CO., LTD.)として設立され、2001年に社名をHynix Semiconductorに変更、2008年には純利益が2兆ウォンに達しました。韓国利川に本社を置き、韓国清州、中国無錫に事業所があります。持続的な研究開発および投資により、顧客が求める製品供給および徹底的な品質管理を行い、世界半導体市場の先導的な企業となるため努力されています。詳しくは同社Webサイト(www.hynix.com)をご覧ください。