SEMI通信 2018年2月号 Report 3

電子機器売上高が2017年末に急増!

Custer Consulting Group ウォルト・カスター

 

最終製品市場の2017年は盛況のうちに終わりました。これは次の要因によるものです。

  • 幅広い地域で経済が好調で新製品が生まれた
  • 中国/台湾の12月の電子機器製品生産・出荷が過去最高となった
  • ユーロ圏の電子機器生産が11月にピークとなった
  • 米国の電子機器受注出荷が第4四半期に上昇した

Chart 1 : World Electronic Equipment Monthly Shipments

 

暫定データですが、Apple iPhone Xを含む携帯電話が、アジア太平洋地域における2017年第4四半期の好況の大きな要因となりました。Foxconnは12月に過去最高の記録を達成しています。

比較すると、パソコンの販売額は、通常の季節変動分を調整するとフラットとなります。

早期情報が示しているところでは、12月の電子機器の出荷額は、前年同期比で24%近く上昇しており、前月比では3%の上昇となります。

 

弾力性に富んだ半導体サプライチェーン

半導体および半導体製造装置は現在のビジネスサイクルで力強い成長を為しました(Chart 2)。その主たる要因は、好調なメモリー需要とチップ価格の上昇、そしてメモリーチップの生産能力を拡大するための旺盛な設備投資です。

 

Chart 2 : World Semiconductor & SEMI Equipment Shipments

 

11月までは、この出荷増は頭打ちになるように思われました(ただし記録的水準で)。

3ヵ月間合計値(Chart 3)の世界成長:

半導体

+21.5%

11月

半導体製造装置

+28.4%

11月

台湾ファウンドリ

+6.1%

12月

電子機器

+4.9%

9月

 

Chart 3 :  Supply Chain Dynamics

 

おそらく現在の半導体製造装置およびチップの高成長率は減速することになるでしょうが、今のビジネスサイクルは長期にわたって堅調です。最終市場電子機器の需要はいまだに旺盛で、新たなボリュームマーケットがいくつも誕生しています。しかし、半導体製造装置および半導体の出荷は、電子機器よりも遥かに変動が大きく、現在の状況が急変することも考えられます。

 

今後の見通し

世界の製造業PMI(購買担当者指数)は優れた短期先行指数です。この値が、12月に非常に高水準となり、2018年第1四半期が季節外れの好調となることを示しています。突然の変化の兆候について、今後のビジネスサイクルの動向を注視しましょう。現在、市場は高水準にありますが、諸条件が突然変化するやもしれません。

 

Chart 4 : Global "Purchasing Managers"  Index

 

(SEMI Global Update 2018年1月23日号)