SEMI通信 2017年11月号 Report 3

SEMIとSAEが戦略的パートナーシップを発表

 

未来の自動運転スマートカーを実現するために、高度な車内ネットワークから5G通信にいたるまで、大量のエレクトロニクス搭載の増加がこの先も続くでしょう。そして、自動運転をする人口知能(AI)の運転免許も考えなければなりません。

SAE

エレクトロニクス製造サプライチェーンの国際工業会であるSEMIは、9月に自動推進車両およびシステムの知識の深化を図るSAEインターナショナル(http://jp.sae.org/)とのパートナーシップを発表し、会員に対し、この重要な市場に対する情報とアクセスを提供することとなりました。このパートナーシップによって、両組織の会員に対する、情報の共有、発表機会、そしてブランディングと展示会の提供を行います。

SEMIとSAEは、自動運転に向けた、自動車産業とエレクトロニクス産業での設計製造における機会と課題に対する認識を高めるためのフォーラムを形成します。エレクトロニクス製造産業にとって、スマートトランスポーテーションは、車両の性能とデジタル化を向上させるための機会に満ちた分野となります。

米調査会社IHS Markitによると、ハイエンドカーに搭載されるエレクトロニクスの金額は、今後5年間で6千ドルを超え、2022年まで車載エレクトロニクス市場は年率7%の平均成長を続け、1600億ドルに到達します。車載エレクトロニクスの設計、部品調達、製造サイクルは、家電など一般的なエレクトロニクス市場とは大きく異なりますが、そのビジネス機会は巨大です。車両産業にとっては、性能向上のロードマップは全て、エレクトロニクスシステムの進歩が鍵となることを示しています。

SAEイベントのグループディレクタであるジム・フォーレンザ氏は次のように述べています。「車載エレクトロニクスシステムは毎年大きな変化が続いています。これはエレクトロニクスの能力の変化によるものであり、その変化はインフォテインメントや制御などサブシステム領域にまで及んでいます。新しい車両の自動運転といった運転モードは、全てが大規模な情報の収集と処理次第なのです。これを実行するシステムは急速に発達しており、SAEの会員は、こうした急速に発展をしている新しい材料、プロセス、電子サブシステムの見通しを直ちに欲しています。プロセス、制御、センシングの改善は、車両のサプライチェーン全域に影響を及ぼすのです。会員はサプライチェーンとの交流の拡大をSAEに期待しており、SEMIとのパートナーシップによって全世界で複数の分野における交流拡大が提供できるようになります」

SEMIのグローバルエキスポジション担当VPであるアート・パレデスは、次のように述べています。「この度のパートナーシップ締結でSEMI会員は、自社の製品やサービスを展示し、新しい顧客を引きつける新たなプラットフォームを得ることとなります。SEMI会員が最終製品メーカーと協力して画期的な機能を開発する機会が増えており、自動車はシリコン技術によって未来の運転技術を切り拓く先導的分野となっています。SAE会員やそのエコシステムと直接協同作業ができれば、両組織の会員にとってイノベーションを実現するまでの時間を短縮することができるでしょう」

SAEの年次World Congress ExperienceやSEMIが世界中で開催するSEMICON展示会といった大型イベントから、小規模でフォーカスしたワークショップに至るまで、会員はサプライヤとベンダーとカスタマ間の関係を構築する多数の機会に恵まれることになります。

 

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