SEMI通信 2018年8月号 Report 2

200mmファブ生産能力が月産60万枚増加へ - 拡大はいつまで続く?

 

SEMI 産業調査統計部門 クリスチャン・ディーゼルドルフ

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世界の200mmファブ生産能力は、昨年のSEMIの予測を上回る勢いで成長をしています。SEMIが先ごろ出版した4回目のアップデートとなる世界200mmファブアウトルック(Global 200mm Fab Outlook)レポートによると、200mmファブの生産能力は、2017年~2022年の間に11%拡大し、月産60万枚以上の増加となり、2022年末には過去最高の月産600万枚に到達することが予測されます。下図を参照ください。

200mmで生産能力が拡大するファブの数は56です。主に、MEMS、パワー、ロジック、ファウンダリに向けた用途で拡大します。既存ファブの能力増だけでなく、新ファブの建設も進んでいます。一方、生産能力が減少するファブ数はわずか6だけです。

 

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世界の200mmファブ数は、2017年の194ファブから、2022年には203ファブまで上昇するでしょう(上図折れ線グラフ参照)。この5年間で最も増加するのが中国の44%で、東南アジア(19%)、台湾(10%)、南北アメリカ(8%)がこれに続きます。

200mmファブ装置に対する需要は旺盛なのですが、200mmファブ装置はすでに製造中止となっているものが多く、また、中古市場でもほぼ枯渇しています。さらに、多くのデバイスメーカーを悩ませているのが、部品やスペアパーツの入手です。こうした逆風があっても、多くの企業が200mmの生産能力拡大に積極的な姿勢を崩していません。月産60万枚の拡大予測は、非常に控えめな推定となっています。

SEMIの世界200mmファブアウトルックレポートには、150社以上が所有する300以上のファブ/ラインが掲載され、それぞれの、製品タイプ、投資、テクノロジー、生産能力についての詳細を記載しています。

世界200mmファブアウトルックレポートの今回のアップデートは、2011年~2022年を対象範囲としてデータと予測を提供します。各ファブの主要なマイルストーンに加えて、四半期毎の投資データ、製品タイプ、テクノロジーノード、生産能力を、ファブ(計画)別に提供します。レポートの詳細はこちらをご覧ください。またSEMIの市場統計レポートについてはこちらをご覧ください。

 

(初出 SEMI Global Update 2018年7月24日号)