SEMI通信 2018年8月号 Report 3

2018年~2019年の世界エレクトロニクスサプライチェーン予測と注目の先行指数

 

Custer Consulting Group ウォルター・カスター

 

予測概要

図1と2に、2018年と2019年について次の成長予測をまとめました。

  • GDP(世界銀行)
  • 電子機器およびプリント基板(Custer Consulting Group)
  • 半導体(SIA/WSTS)
  • 半導体製造装置(SEMI)

半導体関連分野の成長率は、他のエレクトロニクスサプライチェーン分野を明らかに上回っています。

 

図1

図1

 

図2

図2

 

一方、現在の世界的な政治不安とそれによる生産および貿易の混乱が起こりつつあります。これらの要素が半導体市場に影響を及ぼす可能性があり、これらの予測も今後変化することが考えられます。

 

台湾半導体ファブの売上高

半導体市場の今後を占う有益な先行指標のひとつに、台湾ファブの合計売上高があります。図3はTSMCやUMCなど半導体ファウンドリーの台湾上場企業14社の合計売上高です。足元の6月において、売上高は急激に落ち込んでいます。ファウンドリーの売上高が低いままですと、半導体市場の減速が色濃くなってくると考えられます。

 

図3

図3

 

ファウンドリー、半導体、製造装置のビジネスサイクル

半導体、製造装置とファウンドリーの各3ヵ月における売上高成長率を1つのグラフで重ね合わせたものが図 4です。この比較を今後数ヵ月間続けることで、台湾ファブの落ち込みが一時的なものなのか、半導体や装置の減速につながるものなのかが判明するでしょう。

 

図4

図4

 

(初出 SEMI Global Update 7月24日号)