SEMI通信 2016年4月号 Repo 2

米国半導体工業会の半導体市場統計、
2015実績および2016年予測発表。

 

先ごろ、米国半導体工業会(SIA)が2015年の世界半導体販売額の最終数値を、今後の予測と共に発表しました。

2015年の半導体産業の世界全体の売り上げは3,352億ドルとなり、2014年に記録された最高額からは0.2%の減少となりました。第4四半期だけの比較では、2015年の829億ドルは2014年の874億ドルよりも5.2%減となります。

いくつかの製品セグメントが2015年に際立った動きをしました。ロジックは売上においては半導体製品セグメントで首位となり、2015年は908億ドルを売り上げ、全体の27%を占めました。メモリ(772億ドル)とマイクロプロセッサが含まれるマイクロIC(613億ドル)がその次に続く製品分野となります。オプトエレクトロニクスは最も成長率が高い分野であり、2015年は11.3%の成長をしました。2015年に売り上げが増加した製品分野は、他に、3.7%増の88億ドルに成長したセンサー/アクチュエータや、NAND Flash(288億ドル/2.2%増)、アナログ(452億ドル/1.9%増)があります。

地域別にみると、年間成長率では、中国が7.7%で最も高い地域市場となりました。その他の地域は、アメリカが-0.8%、欧州が-8.5%、日本が-10.7%、アジア太平洋/その他の地域が-0.2%となり、それぞれ2014年から減少しました。

2015年以降は、半導体世界市場は穏やかな成長が予測されています。2016年は0.3%増の3,410億ドル、2017年は3.1%増の3,516億ドルという予測です。世界半導体市場統計(WSTS)は世界中の半導体メーカーを招集して、年に2回の市場予測を発表し、半導体市場の動向の正確かつタイムリーな指標を提供しています。製品分類の予測では、センサーが3.6%、マイクロICが3.6%、ロジックが3.5%、オプトエレクトロニクスが3.2%の成長をすると予測する一方、メモリーは-7.9%、ディスクリートは-2.7%と、それぞれマイナス成長が見込まれています。地域別では、アメリカが1.3%、日本が0.6%、アジア太平洋/その他地域が0.2%とプラス成長が予測され、欧州だけが-1.6%とマイナス成長の予測となりました。

これら市場統計データをさらに詳細に検討したい場合、SIAから提供をうけることが可能です。販売された半導体の金額、個数、平均単価の月次データが得られるただ一つのレポートです。詳細については、WSTSのWebサイト(https://www.wsts.org/)をご参照ください。

(初出 SEMI Global Update 2016年3月22日号)