SEMI通信 2013年3月号 記事4
再生シリコンウェーハ市場は2014年に4億7100万ドルに到達
SEMI市場調査統計部門 シニア市場アナリスト ローラ・チャムネス
再生ウェーハの2012年の世界市場は、4億4100万ドルと推定され、2014年に4億7100万ドルに達すると予測されます。再生ウェーハ市場は2012年に10%成長しましたが、再生メーカー各社は数々の問題に直面しています。プライムテストウェーハの確保、価格が抑制される中での450mmを含めた最新再生設備投資の資金調達、原材料費や輸送コストの上昇、現状の需給バランスの維持などです。
300mm再生ウェーハは、再生メーカーにとって最も大きく成長が期待される分野ですが、一方で厳しい値下げ要求も受けています。300mm再生平均価格は、9年連続して下落した後、2011年にようやく動向が逆転し、2012年の下落はわずか2%に留まりました。300mm再生価格の全体平均は、依然として不況前の水準を下回っています。何社かの再生メーカーは、価格が比較的安定してきたのは、供給が需要に対してうまく調整されたからだと捉えていますが、2012年の300mmの再生能力は2011年から30%拡大しています。ここの所の300mm再生能力の拡大が将来の価格にどのように作用するかは、まだわかりません。
日本は依然として、金額でも数量でも最大の再生市場です。その背景には、日本お巨大な前工程生産能力があります。台湾は2年連続して第2位となりました。
日系の再生ウェーハメーカーが、これまで同様に、50%以上のシェアで市場を圧倒しています。世界的には、市場全体の70%が、各地域市場の国内メーカーによって供給されています。韓国、台湾、中国のアジア地域では、特に台湾で顕著ですが、2009年から国内メーカーのシェアが大幅に拡大しています。再生能力については、日系メーカーが、2012年は大口径ウェーハ(200mmおよび300mm)再生能力のほぼ50%を保有していました。他方、韓国、台湾、中国のメーカーの保有する大口径ウェーハ再生能力は、全体の30%未満です。残りの再生能力は、欧州と北米のメーカーが保有します。
シリコン再生ウェーハ市場の成長率は、ウェーハの投入数、そしてファウンドリの稼働率と強い相関関係があります。半導体産業は今年から来年にかけてプラス成長が予測されていることから、シリコン再生ウェーハ市場も、特に再生ウェーハの需給バランスがとれた場合には、同様の成長を享受することになるでしょう。
このほどSEMIが発行したレポート「Silicon Reclaim Wafer Characterization Summary」では、2012年の半導体向け再生シリコンウェーハ市場の詳細が明らかにし、2014年までの予測を提供します。世界市場は、北米、日本、欧州、韓国、台湾、中国、その他の7つの地域に分けてカバーされます。対象となる再生ウェーハは、半導体製造装置およびIC製造用途のものです。地域別の再生価格および再生能力も検討されています。
レポートの詳細および図表のリストについては、こちらを参照してください。
(初出 SEMI Global Update 2013年3月号)
