2020年4月15日
<ご参考資料>
米国カリフォルニア州で2020年4月14日(現地時間)に発表されたプレスリリースの翻訳です。
2020年のシリコンウェーハ販売額は緩やかな回復かわずかな減少か、
新型コロナウイルスの影響による2つのシナリオ
SEMI(本部:米国カリフォルニア州ミルピタス)は、4月14日(米国時間)、新たな四半期市場データを発表しました。この発表では、2020年下半期のシリコンウェーハ市場の2つのシナリオが提示されています。ひとつは半導体業界への新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を巡る不確実性が続くことにより販売額が減少するという悲観的シナリオで、もうひとつは半導体売上の回復の勢いに乗って上昇するという楽観的シナリオです。現時点ではいずれの可能性も考えられます。
SEMIでは、現在、世界各国でCOVID-19との闘いが続く中、2020年下半期にシリコンウェーハ販売額が減少し、2021年の価格交渉にも影響する可能性があるという悲観的シナリオに沿って予測を立てています。この予測は、SEMIの新しいSilicon Wafer Market Monitorで説明されています。Silicon Wafer Market Monitorでは、ウェーハ出荷面積、需要と供給の変化、サプライヤーの動態、価格動向・予測などのウェーハ出荷動向を調査しています。
しかしながら、COVID-19が引き起こした不確実性がシリコンウェーハ需要の減少につながるのか、それともその甚大な影響は数カ月に限定されるのかという疑問は残ります。リスクを分散し、2020年第2四半期の販売額への影響を和らげる手段として、半導体メーカーはシリコンウェーハの発注を増やし、今後の需要に対応するために安全在庫の確保に努めると予測されます。
COVID-19の蔓延によって半導体需要が2020年下半期に大きく落ち込む場合、シリコンウェーハ出荷面積は第2四半期まで増加し続けるものの、第3四半期には減少に転じる可能性があります。この悲観的シナリオでは、2020年の300mmシリコンウェーハ出荷面積は第2四半期に大幅に増加したとしても、通年では横ばいまたはわずかな減少となり、200mmと150mmの出荷面積はそれぞれ5%と13%減少すると考えられます。
一方、2020年後半に業界の力強い回復が始まれば、第2四半期の在庫増加がシリコンウェーハ出荷面積の増加にもつながるでしょう。留保需要が半導体業界の回復を後押しする期待の高まりにより、この上昇傾向は2020年の年末まで続く可能性があります。
今年に入ってCOVID-19が蔓延したことにより、シリコンウェーハ出荷面積の総計は2018年の10月をピークに引き続き減少しています。2017年から2019年にかけて出荷面積は0.4%増加していますが、2019年の総出荷面積は前年比6.9%の減少となりました。2019年のシリコンウェーハ出荷面積と販売額はいずれも減少していますが、在庫水準の正常化、メモリー市場の改善、データセンター市場や5G市場の成長への期待の高まりとともに、2020年は楽観的な予測がされていました。
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